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【解説】「公選法を審議する特別委員会」の現職委員長が公選法違反容疑で刑事告発される

time 2017/07/09

【解説】「公選法を審議する特別委員会」の現職委員長が公選法違反容疑で刑事告発される

この告発状は、以下略ちゃんとは無関係の第三者の方が申告されたものですが、内容について当ブログの記事の本文を引用されているようです。そのような関係から、当ブログで告発状の内容について解説することにしました。画像は有田芳生公式Twitterより。

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政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会の現職委員長が公選法違反で刑事告発される不祥事

 

政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会の委員長に選任された民進党有田芳生氏

政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会は、参議院に置かれている特別委員会です。

この委員会の委員長に民進党の有田芳生氏は選出されました。

 

有田芳生氏が公職選挙法違反で3度目の刑事告発される

その有田芳生氏が、公選法違反で刑事告発されました。公選法違反の告発は、これで3度目です。

 

告発状 全文

告発状

告発人

氏名  飛騨守右近

住所  日本

電話  0×-××××-××××

職業

被告発人

住所  東京都練馬区早宮1-●●-●-●●4号

職業  参議院議員(民進党所属)

氏名  有田芳生(昭和年27年2月20日生)

平成29年7月7日

東京地方検察庁 殿

第一  告発の趣旨

被告発人は以下の所為は、公職選挙法第235条第2項、刑法230条第1項違反に該当すると考えるので、被告発人を告発する。

第二  告発事実

被告発人は、平成29年6月27日(火)午前0時13分、都内某所よりSNS(ツイッター)上において、朝日新聞のネット記事を引用し

「自民都連・下村氏のおひざ元、元秘書3人が激戦 都議選:朝日新聞 http://www.asahi.com/articles/ASK6V3CYJK6VUTIL004.html 今夕、不動産業のある自民党支持者と会いました。「6時からの集会に呼ばれているんだよね。行かねえよ」。下村博文さんの秘書で都議選に立候補している人物を批判していました。」とツイートする。(資料1参照)

被告発人は、平成29年6月28日(水)、都内某所よりSNS(ツイッター)上において、週刊文春のネット記事を引用しながら「下村博文元文科相 加計学園から200万円違法献金の疑い」と投稿した。(資料2参照)

被告発人は、平成29年6月28日(木)、都内某所よりSNS(ツイッター)上において、「あ、下村ですが。総理どこか良い入院先ありませんかねぇ?」と他者のツイートをリツイートした。(資料2参照)

東京都板橋区の選挙区は5議席を10人の候補者が争う激戦区であり、かつ下村博文元文科相の地盤でもある選挙区である。

問題のツイートは「下村博文元文科相 加計学園から200万円違法献金の疑い」というツイートに続けて、下村博文氏の顔写真に「あ、下村ですが。総理どこか良い入院先ありませんかねぇ?」というセリフを付けた、別のユーザーのツイートを利用して10万人のフォロワーに向けて下村博文氏の様子をリツイート拡散した。

これは、「200万円違法献金の疑い」と記事に書かれた下村博文氏が安倍首相に「どこか良い入院先はありませんかね?」と電話をかけているシーンのように見える。被告発人の10万人のフォロワーには、「200万円違法献金の疑い」の後に「どこか良い入院先はありませんかね?」と電話をしているように見える。

この一連の被告発人のツイート、リツイートによって、下村博文氏がとても卑怯者で小心者のように感じられるイメージを有権者に対して植え付けているし、安倍首相とともに何やら間抜けそうな印象を与えようとしている。

なお、資料1のツイートで下村氏の元秘書3人が民進党の候補と議席を争っていることを認識した上での、このツイートをリツイートしている。

自民党東京都連会長の下村博文氏のイメージを悪くして、東京都議会議員選挙で被告発人の地元の民進党の候補者を有利に運ぼうという落選運動の一種であろう。

この電話が事実であれば仕方がないことである。

ところが、この「あ、下村ですが。総理どこか良い入院先ありませんかねぇ?」の発言の根拠がニュースなどを検索してもなかなか見つからない。

被告発人は、当然、下村博文氏の電話について十分な裏付けをとってツイートしているならば、それは事実に基づくものであり違法性はないものと考えられる。しかし、告発人が調査した限りでは、下村氏の電話などの発言に関する情報源は存在しなかった。

このことから、板橋区での下村博文氏の元秘書3人のイメージを悪くして、激戦の民進党候補者を有利に運ぶために、事実でない下村博文氏の電話発言をツイッターで拡散しているとすれば、現職国会議員による悪質な虚偽事実公表罪であるということは明々白々である。

第三 告発に至る経緯

1.被告発人が平成29年 6月27日午前0時13分にツイートを投稿する。

有田芳生@aritayoshifu

「自民都連・下村氏のおひざ元、元秘書3人が激戦 都議選:朝日新聞 http://www.asahi.com/articles/ASK6V3CYJK6VUTIL004.html   今夕、不動産業のある自民党支持者と会いました。「6時からの集会に呼ばれているんだよね。行かねえよ」。下村博文さんの秘書で都議選に立候補している人物を批判していました。」とツイートする。(資料1)

2.平成29年6月28日午前5時14分頃 告発人が被告発人の当該ツイッターを読む。

3.被告発人が平成29年6月27日にツイートを投稿する。

有田芳生@aritayoshifu

「下村博文元文科相 加計学園から200万円違法献金の疑い」(資料2参照)

(7月6日時点において当該ツイッターが確認できていないので、被告発人が削除したことが濃厚)※1

4.平成29年6月27日、告発人が被告発人の当該ツイッターを読む。

5.そのツイートの直後、被告発人が他者(アカウント名:インドア派キャンパー)虚偽事実のリツイートを投稿する。(資料2参照)

有田芳生@aritayoshifu

「あ、下村ですが。総理どこか良い入院先ありませんかねぇ?」
6.平成29年6月27日、告発人が被告発人の当該ツイッターを読む。

7.被告発人の悪質な公職選挙法違反については、平成28年5月25日に滋賀県知事選挙投票当日にツイッターによる投票を呼び掛ける内容を投稿したとして刑事告発されている。その結果、平成28年12月27日不起訴処分起訴猶予という処分結果を受けている。(資料3、4)

このように刑事告発され、その罪に対して何ら反省することもなく、数か月後にも公職選挙法違反と名誉棄損で刑事告発されるという結果に至っている。また、参議院議員という法律を守らなければならない立場にありながら、2017年7月1日の刑事告発も合わせると1年足らずの間に3度もされるということは極めて異常な状況である。被告発人は、国会議員としての地位にふさわしい人物であるとは言えず、法を守る倫理観が欠如していると厳しく指摘しなければならない。また、当該ツイートが公職選挙法違反の疑いがあると複数名から指摘されていたことを告発人は確認している。なお、当該ツイートは検索しても確認できていないことからも削除された可能性が高い。被告発人は違法性を指摘されたのちに、削除したということから類推すると、違法性を認識した上で削除したとも考えられる。類推のとおりであるとするならば、悪質なことは明々白々である。

このような人物を、このまま国会議員としての地位を与え続けることは、国民を愚弄するどころか、民主主義の健全な発展を阻害するものであると判断し、ここに3度目の刑事告発状を送付するに至る。

第4 立証方法

1.証人  飛騨守右近

第5.求める処罰

1.被告発人の公民権停止を求める。

第6 添付書類

資料1.平成29年6月27日(火)午前0時13分の投稿

資料2.平成29年6月28日の投稿

平成29年6月28日の他者ツイートをリツイート投稿

資料3.平成28年12月22日付 処分通知書

資料4.平成28年12月25日付 不起訴処分理由告知書

資料5.資料_【削除前の引用ツイ掲載】こっそり、違法ツイ削除。民主党有田芳生氏に選挙違反

以上

 

解説

今回の告発はひと言で説明しますと、

「都議会議員選挙の運動期間中に、相手候補を落選させる目的で『虚偽の事実または事実をゆがめて』公表拡散したのではないか? 」という疑惑です。

(虚偽事項公表罪)
当選を得させない目的をもって公職の候補者に関し虚偽の事実を公にし、又は事実をゆがめて公にした者は、4年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金に処することとされ(公職選挙法第235条第2項)、選挙権及び被選挙権が停止されます(公職選挙法第252条第1項・第2項)。

と公職選挙法に定められています。

選挙中の落選運動は認められていますが、『虚偽の事実または事実をゆがめて』の落選運動は禁止されているのです。

選挙中は、事実を歪めたコラ画像なども問題となります。

事件の詳細は以下の記事で触れています。告発状もこの記事より、引用されているようです。

有田芳生氏、下村博文氏の「入院先打診」電話のデマを落選目的で10万人に拡散リツイートの疑い?

 

争点は有田芳生氏が公表拡散したツイートの内容が事実かどうか

告発は都議会議員選挙中の6月28日に、有田芳生氏が組み合わせて連続ツイート(リツイート)した次の2つのツイートを問題にしています。

有田芳生氏のタイムラインでは、下のツイートの方が早い時間になります。

下村博文氏は立候補はしていませんが、都議会議員選挙を束ねる自民党都連会長で、下村氏の元秘書が都議会議員選挙に立候補しています。

その元秘書の板橋の自民の現職2人は落選しています。

「落選」を目的としたツイートであることは明らかです。

 

有田芳生氏がツイート内容に信認を与える形で、リツイート拡散したツイートはこれです。

見ての通り、このツイートには「風刺」「ギャグ」「コラ」などの言葉はありません。

電話のシーンは無関係のようですが、わざわざ下村氏の電話シーンの写真を入れてセリフのように見せかけることによって、「下村氏が入院先を安倍総理に打診している」あるいは「安倍総理が証拠隠しに下村氏に入院するように指示した」ように捉える人が出る可能性があるようなツイートになっています。

さらにそれを国会議員がリツイートをすることによって、ツイート内容に「信用」を与えています。

Twitterのリツイートとは、他人のツイートを丸ごと自分のTwitterに転載する機能です。フォロワー(読者)全員に拡散するという意味では、実質的に自分のつぶやきと変わりません。リツイートの場合、検索ではリツイートしたことがバレないので、責任逃れに第三者にツイートさせるまたは別アカウントでツイートしてそれをリツイートするという工夫をするケースがしばしば見られます。

繰り返しますが、『虚偽の事実または事実をゆがめて』の落選運動は禁止されています。

このツイートが「真実」であるか、有田芳生氏が「真実であると判断した合理的な根拠」があるのかが争点になります。

ところが、ソースとなる「下村氏が安倍総理に入院を打診した」などという報道はいくら検索しても見つかりません。

見つからないどころか、すぐに下村氏が「事実無根、選挙妨害である」とする記者会見を行っていることなどより、該当のツイートの投稿者と有田芳生氏の主張は「事実を歪めている」疑いが極めて強いものです。

※1 告発状で削除とされているこのツイートは7月9日の時点では削除されていません。

※2 タイムスタンプの食い違いは、表示が日本時間か外国時間の違いです。

 

悪質な常習性

前回の有田芳生氏への刑事告発では、

  • 投票日当日の選挙運動について、「起訴猶予」

起訴猶予とは…

「起訴をすれば有罪は確実だけど、罪が軽い・反省している・被害者と和解している」などの内容を考慮して起訴されないことです。

  • 人気投票の禁止については、「罪とならず」

の決定が出ています。

「起訴猶予」とされているのに、事実でないことを公にして落選運動を行ったのであれば、有田芳生氏の公選法違反は常習性が認められ、極めて悪質であると告発者の方は書いています。

また公平であるべき政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会の委員長が、このようなことを繰り返すのでは、委員会そのものの信頼も失墜させるものであるともいえます。

自民党議員が刑事告発されるとすぐに記事にして騒ぐマスコミは、なぜか委員会の委員長という重要ポストの国会議員であってもこの刑事告発は記事にしません。

ネットの選挙運動が解禁されて間もないので有罪とされた判例が少ないことをいいことに、やりたい放題のように見えます。

公選法を審議する特別委員会の委員長の倫理モラルがこのようなものでよいのでしょうか?

委員長の有田芳生氏には、刑事告発された疑惑に真摯に答える説明責任があるのではないでしょうか。

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