2019/12/07

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震災復興に福島の産品をアピールするのは政治の私物化?
日刊ゲンダイが「モリカケ」「昭恵夫人」「日本酒『精一杯』」強引に結びつけて歪曲報道
日刊ゲンダイが10月11日、安倍首相が福島県で、震災復興のために企画された日本酒を高々と掲げたのは「国政の私物化」だと批判しました。
【政治】モリカケ疑惑で国政の私物化を散々批判されたにもかかわらず、安倍首相が福島県での第一声で高々と掲げたのは、昭恵夫人が関わった日本酒でした。 https://t.co/lCxFU0SDSV #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) October 11, 2017
まるでTwitterのような日刊ゲンダイの短文の記事は次のように書いています。
この男はまだ分かっていないようだ――。
安倍首相が福島県での第一声で、高々と掲げた日本酒「精一杯」。なんと昭恵夫人が福島復興のNPOと山口県の永山酒造(永山貴博社長)とを仲介し製造することになったお酒なのだ。
「モリカケ疑惑」で、国政の私物化、公私混同、お友達びいきを散々批判されたのに、選挙の第一声で、アッキーの日本酒を大宣伝――どれほど有権者が怒っているか分からせた方がいい。
(日刊ゲンダイ)
文章が短すぎて、どこに問題があるのかすら書かれていません。たった188文字しかないのです。ここには安倍首相への中傷的な感情しかありません。なんでしょうか、この手抜き記事は?
「昭恵夫人が福島復興のNPOと山口県の永山酒造(永山貴博社長)とを仲介し製造することになったお酒」と日刊ゲンダイはお怒りのようですが、意味不明です。
こんな手抜き記事にベタベタと広告を貼ってお金儲けをして恥ずかしくないんでしょうか?
いったいどこに問題があるのか、何が悪いのか、よくわからない日刊ゲンダイの記事ですね。
首相は応援演説で日本酒「精一杯」を大宣伝したわけではない
この日刊ゲンダイの写真のシーンは、安倍首相の応援演説の中のものではありません。
安倍首相は「福島にやってくる観光客が2倍に増えました、彼らにもっともっと福島でお金をつかうように宣伝していきたい。福島の農産物が45の国々で輸入規制されていたのが、海外で首脳会談の度に安全ですよと言い続けてきて33の国で輸入が緩和されました」というような内容の応援演説を約20分間行いました。
その後、地元の人が用意した、おにぎりと梨などを食べ県産品をアピール、福島1区の候補者から「奥さんが作った米でできたお酒であります」と日本酒「精一杯」をプレゼントされた場面の写真です。
安倍首相は「ははっ」と笑っただけで「大宣伝」したような発言はひとこともありませんでした。
日本酒「精一杯」が生まれた経緯
東京・銀座のビル屋上でミツバチを育てるNPO法人「銀座ミツバチプロジェクト」に関心を持っていた昭恵夫人が2015年に首相公邸の中庭にミツバチの巣箱を設置しました。
昭恵夫人が公邸中庭にミツバチの巣箱設置 秋には蜂蜜収穫 – 産経ニュース
2015.7.24https://t.co/PRYpo9jHtJ @Sankei_newsさんから— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) October 12, 2017
そのミツバチのために公邸の中庭に、福島の菜の花・アサカノナタネの苗を 「銀座ミツバチプロジェクト」が福島市の皆さんと植えたことが切っ掛けでお酒造りが始まりました。
まずは酒米「五百万石」づくり。 福島の五年休んでいた田んぼを起こした。
そのお米を、「銀座ミツバチプロジェクト」が企画して、山口の永山酒造が、山口のお水を使ってお酒にしたのです。
日本酒造り交流会:首相夫人らが福島で稲刈り /福島 – 毎日新聞
2016年10月4日 地方版https://t.co/Gqqf7p1cBC
このプロジェクトは、東京電力福島第1原発事故の影響による風評被害の払拭を目指し、福島市などと協力して、今年5月から始まった。— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) October 12, 2017
日本酒「精一杯」初披露
日本酒「精一杯」は2月に、720ミリリットル入り約3000本が完成した、と福島民友ニュースが記事にしています。
日本酒「精一杯」初披露 福島の酒米、山口・酒造会社で醸造:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
2017年02月06日
https://t.co/YxEkNU1dyO— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) October 12, 2017
昭恵夫人のしたことは、福島の農家と東京都のNPO法人「銀座ミツバチプロジェクト」と山口の酒蔵の人と人を結びつけただけ。
福島の農産物はまだまだ敬遠されがちです。そこでいろいろな機会に福島の農産物を食してもらおうとの復興プロジェクトのようです。
人と人とのつながりで福島を復興していく、いい話じゃないですか。どこの有権者が怒っているんですか?
福島と山口(長州)がつながる感動秘話
日本酒づくりで、銀座を介して福島と山口(長州)がつながるこのプロジェクトは、なかなかの美談なようです。
もともと福島と山口(長州)は因縁が深いようです。
安倍首相は、2007年4月14日には、参院福島補選の応援演説の中で、
「先輩がご迷惑をおかけしたことをおわびしなければいけない」と発言しています。
今から約150年前の幕末期、長州藩(山口県)などの新政府軍と旧幕府軍側の会津藩との戊辰戦争を意識したものだそうです。
長州VS会津 今だに残る恨み 安倍首相が「おわび」 https://t.co/yMbsQd7xRj @jcast_newsさんから
「先輩がご迷惑をおかけしたことをおわびしなければいけない」。
安倍晋三首相が2007年4月14日、こう発言した。— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) October 12, 2017
そうした福島と山口が、銀座の仲介で仲良く日本酒を作るという感動秘話なのですが、日刊ゲンダイの記者の理解では、
「アベが福島の農産物の風評被害の解消のために、福島のお米で作ったお酒を宣伝した。公私混同だ。有権者は怒っているぞ」
という捻じ曲げた解釈になるようです。
いくら安倍首相が憎いとは言え、福島の復興の妨害をすることはないと思うんですけど、人としてどうなんでしょう。まさに「あほらしやの鐘が鳴る」ですね。