田崎史郎氏、菅首相著書の一部削除は「旧民主党政権を批判した文章を出すのは良くないだろうと文春側が考えて割愛した」⇨米山隆一さん「政権擁護の為なら、どんな無茶でもいう人の言」

ジャーナリストで政治評論家の田崎史郎さんが、10月26日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、菅首相著書の一部削除は「旧民主党政権を批判した文章を出すのは良くないだろうと文春側が考えて割愛したんです」と、説明されたようです。

この田崎史郎さんの発言に対して、一部の人たちが、田崎史郎さんの説明をきちんと理解せずに、ストローマンで批判されているようです。

広告

すぐ解散があるかも知れないのに旧民主党批判は良くない

 

政治ジャーナリストの田崎史郎氏(70)は同書の元となった単行本を手にしながら「菅さんの2008年に出された(元本)がネット上で一時、十数万円の額がついたんですね。文春としては、これとよく似たものを出せば、売れるんじゃないかと」と出版の経緯をまず説明した。

その上で「(削除された部分は)民主党批判なんです。出版の話がまとまった時点では政権が発足したら、すぐ解散があるかも知れないという状況だったんです。だから、時の総理大臣が旧民主党政権を批判した文章をここに出すのは、やっぱり良くないだろうと文春側が考えて割愛したということです」と話した田崎氏。

「あくまで本は著書のものなんですけど、僕も文春新書から本を2冊ほど出してますけど、編集部が結構、関わって下さるんですよ。だから、文春としてこう考えてますっていうのを、菅さんがいいねと言って受け入れたということです」と続けた。(スポーツ報知)

 

田崎史郎さんの説明はこうです。

  1. 菅義偉 総理が2008年に自費出版(文藝春秋企画出版)で出された本が、発行部数が少なくて、高額で取引されていた。
  2. 文春としては、これとよく似たものを出せば、売れるんじゃないかと、文春新書から出版を企画した。
  3. 削除された部分は、旧民主党批判の全体。
  4. 出版の話がまとまった時点では、菅政権が発足したら、すぐ解散があるかも知れないという状況だった。
  5. 時の総理大臣が、選挙時に出す本が、旧民主党政権を批判した文章では良くないだろうと文春側が考え、提案した。
  6. 菅さんが、文春の提案をいいねと言って受け入れた。

この田崎史郎さんの説明は、合理的で納得のいくものです。

 

この話のポイントは、「選挙が近い時期に出版が企画された」ということです。

 

文春が菅総理の了承を得ずに勝手に一部を削除?

この田崎史郎さんの発言を、前新潟県知事の米山隆一さんが「政権擁護の為なら、どんな無茶でもいう人の言」と批判されています。

米山隆一さんが批判されるのは自由だとは思うのですが、田崎史郎さんの説明をきちんと理解されているのかは疑問です。

 

いわゆるストローマン論法ではないかと思うのです。

 

田崎史郎さんは「文春としてこう考えてますっていうのを、菅さんがいいねと言って受け入れた」とおっしゃられています。

田崎史郎さんの説明を「文春が菅総理の了承を得ずに勝手に一部を削除」と解釈するのは、無理があります。

 

菅総理の著作の著作権は当然ながら菅総理にあり、文春が菅総理の了承を得ずに勝手に一部を削除するなどと言う事は、まずあり得ません。政権擁護の為なら、どんな無茶でもいう人の言を、何故有難がらなければいけないのかと思います。— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) October 26, 2020

 

米山隆一さんは「文春が菅総理の了承を得ずに勝手に一部を削除するなどと言う事は、まずあり得ません。」とおっしゃられていますが、田崎史郎さんは「菅総理の了承を得ずに勝手に一部を削除」したなどとは、おっしゃられていないと思います。

 

米山隆一さんの発言は、田崎史郎さんの言ってもいないことを批判するストローマン論法のようにしか見えないのですが……。

 

売れている菅義偉 著『政治家の覚悟』

菅義偉 著『政治家の覚悟』、売れているようです。すでに7万部だそうです。

created by Rinker
¥880(2020/12/02 11:18:18時点 Amazon調べ-詳細)

この削除騒動じたい、最初は自費出版だった地味な菅義偉 総理の本を話題にして売るための炎上商法なのではないかと、個人的には考えています。

何もしなくても、どんどん宣伝してくれるのですから、笑いが止まらないでしょう。

 

策士ですね。



広告