新聞記者が事実関係を調べずにデマをリツイート拡散するのって、どうなの?

安倍総理は、8月28日、持病の「潰瘍性大腸炎」が悪化していることがわかったとして、総理大臣を辞任する意向を記者会見で明らかにしました。

この、持病の「潰瘍性大腸炎」が悪化したということが詐病である、あるいは病気に対する管理ができていないと揶揄するために、事実でない内容を記載したデマ画像が作成されTwitterなどで拡散されました。

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安倍総理 脂っこい会食三昧の日々?

これがその問題の画像です。

「安倍総理 脂っこい会食三昧の日々」というタイトルの「安倍総理の潰瘍性大腸炎の再発が確認された後も、3日連続で脂っこい焼き肉をたらふく食べていた」と揶揄する画像です。

問題の画像
問題の画像

この画像を複数の人がダウンロードして自分のツイートとして投稿されています。

 

しかし今年(2020年)の8月、安倍総理は下関には一度も行っていません。

首相動静(2020年8月):時事ドットコム

8月13日の下関の老舗焼き肉店「アリラン」は、2019年末で閉店しています。

 

この8月の記述は、2014年のものを2020年であるかのように偽装したものです。

安倍首相、夏休みも「肉三昧」 3日連続「肉」「肉」「肉」…、潰瘍性大腸炎もう治った?(2014年8月29日)

 

早くから、この図の8月の部分が違うと、別のTwitterユーザーから指摘があり、バズフィードジャパンさんもファクトチェックの記事にされています。

 

映画評論家の町山さんが投稿されたものが、約4千リツイート、約5千いいねと目立って拡散されています。

どういうことかと調べたところ、東京新聞の望月衣塑子記者がこの投稿をリツイートして拡散されていたことがわかりました。

新聞記者さんがリツイートされたことにより、多くの人が正しい情報だと思いこんで、このツイートがバズったのです。

 

なぜ拡散する前に内容が正しいかどうかチェックしないのでしょう?

Twitterにはさまざまなデマが流れてきます。

間違った情報をリツイートして拡散するのはよくありません。

リツイートする前に、その情報が正しいのかを自分で確認する必要があります。

 

特に、新聞記者さんの場合は、リツイートして拡散することによって、多くの人が内容が正確であると思いこんでしまうので、責任が重いと思います。

 

新聞記者さんなら、首相動静は自社のデータベースで簡単に確認ができるはずです。

なぜ記載内容が正しいかどうかの確認をされてから拡散されないのでしょうか?

 

 

新聞記者さんは、デマ拡散の防波堤にならなければいけない立場です。

公文書の改ざんなどを菅官房長官に質問するのもいいですが、その前にTwitterでデマの拡散をすることをやめてください。

どうして偽情報にすぐに飛びついて自らデマを拡散されるのか、とても残念に思います。



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