東京新聞「社説・コラム」「叱ることができますか」の支離滅裂

東京新聞が、政府を子どもの宿題になぞらえた気持ちの悪い、上から目線の記事を書いています。

今回は、東京新聞の2月5日の「社説・コラム」の【私説・論説室から】についてです。

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東京新聞「どこかの学校にこんな生徒がいたとしたら、叱れますか」⇨叱れます

 

 先生「それでは皆さん、先週、課題にした宿題のノートを提出してください」

 生徒「先生、私は宿題を終えた時点で使用目的を達成したものと判断し、ノートは遅滞なく廃棄しました。よって提出できません」

 先生「なにぃ? そんなルール、誰が決めたんだ」

 生徒「わが家の内部規則です」

(中略)

「桜を見る会」疑惑を巡る野党の追及に対して答弁を続けている安倍晋三首相、菅義偉官房長官、官僚の皆さん。どこかの学校にこんな生徒がいたとしたら、叱れますか。子どもたちもしっかり見てますよ。 (白鳥龍也)(東京新聞 2020年2月5日)

という「桜を見る会」の招待者名簿と「学校での宿題」を比較して政権批判しているものです。

 

首相主催の「桜を見る会」の招待者名簿は、個人情報保護がうるさくなり18年度に保存期間を1年未満に変更しましたが、それ以前の11~17年度の招待者名簿は、「保存期間1年以上の文書は名称などを記録し、廃棄する際にも記録を残すこと」を義務づけている公文書管理法の対象でした。

しかし、内閣府は必要な措置を取りませんでした。管理簿に記載するのを怠ったなどとして、内閣府は1月17日付で人事課長経験者の内閣府審議官ら幹部5人を厳重注意の矯正措置とする処分にしています。

 

東京新聞は、政権批判が目的になっているせいか、支離滅裂な「社説・コラム」になってしまっています。

こうした比喩は、前提が同じでなければ成立しません

学校の宿題は提出が前提のものです。

「桜を見る会」の招待者名簿は提出を前提としておらず、18年以降は期限が過ぎたので破棄、それ以前の招待者名簿については「名称などを記録し、廃棄する際にも記録を残す」作業が行われていなかったという問題です。しかも幹部を「厳重注意処分」しています。

「どこかの学校にこんな生徒がいたとしたら、叱れますか。」と東京新聞は誘導していますが、内閣府は内閣府審議官ら幹部5人を厳重注意しているのですから、当然、こんな生徒も叱ることができます。

 

宿題をしなければ成績が下がるだけ

そもそも学校では子どもを評価する手段として宿題を利用しています。

公立校の成績のつけ方は相対評価から絶対評価に変わりました。

相対評価の時代は、「1」はクラスの7%、「2」が24%、「3」が38%、「4」が24%、「5」が7%と配分が明確に決まっていました。

絶対評価では、何人でも「5」を付けることができますが、どのレベルを超えたら「5」を出すのか、といった判断基準がとても難しいのです。

文科省の推奨する絶対評価の基準は以下の4項目が25%ずつの配分になっています。

1 関心・意欲・態度

2 思考・判断・表現

3 技能

4 知識・理解

2.3.4はペーパーテストで評価が可能です。

1「関心・意欲・態度」の評価が難しい。多くの先生は、これを「宿題をやってくるか」で評価しています。

つまり、宿題を提出しない生徒は、成績が下がってしまいます。

そこで先生は「宿題をやってこないと成績が下がるよ」と指導することになります。

それだけの話です。

 

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