ドラッグストアやスーパーにマスクがありません。
庶民が買いたくてもマスクが品薄で手に入りません。それなのに、税金で備蓄していたマスクをタダでホイホイ外国に差し上げているように見えたら、「えっ、なにそれ? 国内で配ってよ」と、なりますよね。
お店にマスクの在庫がない
1月31日にドラッグストアに行くと、マスクの在庫がひとつもありませんでした。
くすりの福太郎に行ってみたら、ほんとにマスクがひとつもなかった
— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) 2020年1月31日
スーパーの陳列棚にもマスクはありませんでした。
たまに入荷してもすぐに売り切れてしまうそうです。誰かが買い占めているようです。
たくさん購入して中国へ送ったことを武勇伝のように語る姿もTwitterで見かけます。
新型コロナ肺炎対策だけではなく、花粉症対策としてもマスクを購入したい人は多いはずです。
ネットショップにはマスクが売られていますが、値段が変です。高額になっています。
中国では当局の指示で工場すべてを国内向けに
2月7日のmsnニュースによると、「新型コロナウイルス感染拡大に苦しむ中国当局は、世界中に供給されるべき医療用マスクを、大量に買い占めている」と伝えています。
マスクの世界需給ひっ迫、中国が大量確保 https://t.co/FDDzv34Xhz
— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) 2020年2月10日
ウイルス感染の疑いがある患者に対応する医療現場では、マスクは必須の防護用品だ。中国は世界有数の医療用マスク生産国だが、現在は当局の指示で大半の製品が感染拡大の最前線に送られるため、米国など諸外国の顧客は、世界的な需給がひっ迫する中、マスクを調達できる別の場所を探さなくてはならない。(msnニュース)
「上海市内の工場で生産したマスクを同市政府に売るよう命じる当局の書簡」「中国南部の製造業中心地、東莞市の政府は、同社の現地工場から全てのマスクを買い入れている」などの証言についてニュースは伝えています。
各地で備蓄品のマスクを中国に送る動き
鹿児島市は(1月)31日、友好都市の中国・長沙市に備蓄品の医療用防護服約200着とマスク約5万6000枚を発送。(毎日新聞 2月1日)
熊本市は友好都市の中国・桂林市にマスク5万枚を送った。「熊本地震の時、桂林市から激励の手紙をいただいた。恩返しになれば」と市担当者。(毎日新聞 2月1日)
香川県が中国に備蓄のマスクを送る
2月6日のFNNプライムで、「香川県が中国・陝西省に医療用マスクなどの支援物資を送る」と伝えています。
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、香川県は、友好県省提携を結んでいる中国・陝西省に対して、医療用マスクなどの支援物資を送ることになりました。
送られる支援物資は、医療用マスクや手袋、防護服など約3万2000点です。県と県内の5市4町が備蓄していたものです。県庁では、国際課の職員が、集まった支援物資を32個の段ボール箱に詰め込み、発送の準備を行いました。(岡山放送)
「県民に配布しろ」と抗議の声
香川県でも、スーパーや薬局からマスクが消え、市民はマスクを買うことができない状況で、この中国への支援に対して「県民も手に入らないのに、なぜ中国に送るのか」「県民に配布しろ」などの抗議が寄せられていると、2月8日の朝日新聞が伝えています。
「県民に配れ」 中国へのマスク支援に苦情相次ぐ:朝日新聞デジタル https://t.co/xXmTGOHnVu
— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) 2020年2月10日
県内では、スーパーや薬局からマスクが消え、手に入りづらい状況が続く。県によると、「県民も手に入らないのに、なぜ中国に送るのか」「県民に配布しろ」などの苦情が、7日夕までにメール12件、電話9件寄せられた。電話には、「医療用マスクで、事態が深刻な医療現場に人道的に送っている」と説明しているという。(朝日新聞)
香川県では、マスクを県民に配る予定はないという。
岡山県総社市でマスク40万枚を市民などに
市民に備蓄のマスクを配る自治体がないわけではありません。
岡山県総社市では、備蓄のマスク40万枚を市民などに配ったそうです。
一方、岡山県総社市は5~7日、市民や医療機関、学校向けに備蓄のマスク40万枚を配った。市の担当者は「手に入らず、市民に不安が広がっていた。備蓄物資はいざというときのものだが、今こそそのときと判断をした」と話した。(朝日新聞)
びっくりの100万枚を中国へ
なんと、おどろきの100万枚です。
兵庫県は姉妹都市の中国の広東省と海南省に、備蓄しているマスク100万枚を送るそうです。
国内のマスクが不足しているんだけど……
兵庫県が中国にマスク100万枚発送 新型コロナウイルスの感染拡大受け/兵庫県(サンテレビ) – Yahoo!ニュース https://t.co/oKOA3P5Y4Q
— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) 2020年2月10日
県は災害に備えて三木総合防災公園に備蓄しているマスク120万枚のうちおよそ100万枚を姉妹都市の中国の広東省と海南省に送ることを決定。
備蓄していたマスクは120万枚で、中国に差し上げてしまう100万枚は、約83%にあたります。
備蓄120万枚のうち100万枚も送ってしまって、兵庫県はどうするつもりなんでしょう。税金で購入して備蓄していたマスクを国内で使わずにタダで差し上げてしまうのでしょうか。
こんなことしても共産党関係者が全部持っていくだけで、
一般市民に配られる事は無いよ。
兵庫県はアホなのかな?— vega (@vega05star) 2020年2月10日
マスクを買い占める中国人を見ると、
以前に香港でオムツや粉ミルクを買い占めていたのを思い出す。
香港人は中国人を「バッタ」と呼んでました。
「バッタ」とは大量発生してすべてを食べつくす「イナゴ」のことです。
— vega (@vega05star) 2020年2月10日
名古屋市も10万枚を中国に
名古屋市も、備蓄のマスク10万枚を中国にタダで差し上げるようです。
中国側から「受け入れる」と返答…名古屋市が公的交流停止中の“友好都市”南京市にマスク10万枚寄贈(東海テレビ) – Yahoo!ニュース https://t.co/Jw0MuMzKZM
— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) 2020年2月10日
なぜ日本で不足しているのに中国へタダで配る?
現在、日本に流通しているマスクの8割は中国製だそうです。
ところが、中国では、国内向けにフル生産しているらしく、
当面、日本で品薄でも日本への出荷は見込めないとのこと。なぜ、中国製のマスクを中国へ送る?
— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) 2020年2月10日
「備蓄のマスクを不足している医療機関へ振り分ける」菅長官
菅義偉 官房長官は、2月10日午後の記者会見で次のように述べました。
記者「毎日新聞の秋山と申します。新型コロナウイルス感染症の影響によるマスクの品薄をうけて、備蓄してきたマスクを活用するような自治体が出てきています。政府としては、今後、国レベルでの備蓄の現状をどう分析し、マスクの備蓄をどういう風に進めていくお考えでしょうか?」
菅長官「まず、マスクについてですけど、これ午前中も申し上げましたけども、この問題が発生して先月の28日に、関係団体に増産要請を行い、現在、主要工場で24時間体制で増産しているというように承知してます。同時に医療用マスクについては、厚生労働省において、各都道府県の備蓄状況の把握を進めていますが、今後の医療現場での需要増見込みも踏まえて、各都道府県に対し、不足している感染症の医療機関へ備蓄分を振り分けること、備蓄の増強の要請を検討している、このように聞いています。」
「各都道府県の備蓄状況の把握を進めていて、不足している感染症の医療機関へ備蓄分を振り分けることの要請を検討している」、との説明です。
「検討」ですから、まだ要請はしていないのでしょう。
すぐに要請していただきたいと思います。
先ずは県内の病院や福祉施設に配布すべき
兵庫県はマスクを中国に100万枚も寄贈するが、県下の公立豊岡病院ではマスク不足で病院機能停止の危機、インフルエンザ患者を処置する時以外はマスクは使わない…と報道。先ずは県内の病院や福祉施設に配布すべき!神戸市民は県に莫大な税を納めるが、無駄遣いも甚だしい。県の存在価値は?@hyogokoho https://t.co/BFagPEOQ3G
— 🇯🇵神戸市会議員 うえはた のりひろ (東灘区選出) (@NorihiroUehata) 2020年2月10日
【マスク不足】
国内でマスク不足が深刻なのに、
一部政治家が中国へ大量にマスクを送った。
兵庫県もマスク100万枚を送った。
奈良でも同様の動きがあるが、
まるで外患を拡大する犯罪行為だ。
日本国の政治家の最大の使命は、
日本国民の生命を守ることであるということを忘れてはならない。 https://t.co/YHvBBIvypd
— 三橋和史@奈良市議会議員 (@mihashi_nara) 2020年2月10日