「ヤジの市民を道警が排除」の記事で朝日新聞が隠した3つの重要な事実

(画像は、https://twitter.com/0522_daiki_n/status/1150693829944545280 より)

朝日新聞が「アベやめろ!」連呼のヤジを一生懸命、擁護しています。

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「アベやめろ!」連呼のヤジを擁護する朝日新聞

朝日新聞が7月16日に「ヤジの市民を道警が排除 安倍首相の街頭演説中」という記事を書き、7月17日の西村康稔官房副長官の記者会見でも朝日新聞記者がこれについて質問しています。

7月17日午前の西村康稔官房副長官の記者会見

東京新聞の望月衣塑子記者もそうですが、自分の主張を社会問題化させたいときに、官房長官記者会見を利用するという手法が取られるようです。

朝日新聞の記事や、記者の質問で違和感のある点があります。

個人的には、朝日新聞は、重要な事実を隠して世論を誘導しているように感じますので、朝日新聞が言わない3つの重要な点について指摘しておきたいと思います。



実際の動画

まず最初にどのようなヤジだったのかを見てみましょう。

朝日新聞が隠したことその1 終わりない「アベやめろ!」コール

男性の叫びを文字起こししてみます。

アベやめろ!

カエレ!

カエレ!

アベカエレ!

アベやめろ!

アベやめろ!

アベやめろ!

(ここで排除されはじめる)

アベやめろ!

アベやめろ!

アベやめろ!

アベやめろ!

アベやめろ!(叫んだままフェードアウト)

排除されるまでの叫びは、「カエレ!」が2回、「アベカエレ!」が1回、「アベやめろ!」が4回です。

男性はその後、5回「アベやめろ!」と連呼しながらフェードアウトしています。

これが「ヤジ」だと主張する朝日新聞にびっくりします。

男性の「アベやめろ!」コールは連続で、終わりがありませんでした。

ちなみに、「ヤジ」とは、ある一人が相手の話をいったんは聞いて、合間に一瞬行われる非難や冷やかしの言葉を一瞬浴びせかけること、およびその言葉のことです。

相手の話を聞いて、合間に浴びせる言葉です。「合間」です。



朝日新聞が隠したことその2 マスコミのカメラを狙っていた

排除された男性は、なぜこの位置で大声で「アベやめろ!」を連呼したのでしょうか?

動画を分析したところ、次のようなことがわかりました。

これが、大声で「アベやめろ!」を連呼している男性。

次に、周囲の人や警察官にこの場所から排除されるシーン。

「アベやめろ!」を連呼している男性の隣りにいたのは、候補者と安倍総理の演説を撮影しているカメラを持ったマスコミの男性です。

つまり、この「アベやめろ!」を連呼している男性は、安倍総理に抗議のヤジをあげているのではなく、マスコミの撮影する動画に「アベやめろ!」の連呼の声を入れようとしてこの場所で大声をあげていたように見えます。

ニュース映像などに、「アベやめろ!」の連呼の声がはいってしまいます。

となると警察は、マスコミのカメラが「アベやめろ!」の連呼の声を拾わない場所に、妨害者を誘導しただけ、のようにも見えます。

朝日新聞は、このマスコミのカメラと抗議者の位置関係の件については一切触れていません。



朝日新聞が隠したことその3 すでに逮捕者が出ていた

7月7日には、東京・JR中野駅北口で、「安倍やめろ」を連呼する女性に、別の女性が「演説が聞こえないのでやめて」と注意。

女性が妨害を記録しようとしたところ、「安倍やめろ」を連呼する女性がスマホを取り上げて地面にたたきつけ、破壊して逮捕されるというトラブルが発生しています。

 安倍晋三首相が応援に入った参院選の自民党候補者の街頭演説で、抗議活動を撮影しようとした女性のスマートフォンを壊したとして、中野署は器物損壊容疑で、自称台東区松が丘の職業不詳、藤歩(とう・あゆみ)容疑者(43)を現行犯逮捕した。

逮捕は7日付。調べに対し「興奮して壊してしまった」と容疑を認めている。

逮捕容疑は7日午後3時45分ごろ、中野区のJR中野駅北口の歩道で、街頭演説を聴きに来ていた50代女性のスマホを取り上げて地面にたたきつけ、壊したとしている。同署によると、「安倍やめろ」などと連呼していた人々に女性が「演説が聞こえないのでやめて」と注意したところ、トラブルとなり、女性は抗議活動をする藤容疑者らをスマホで撮影しようとしていた。安倍首相の登壇前で、進行に影響はなかったという。(ライブドアニュース 産経 抗議撮影のスマホ損壊疑い 首相演説、反対派の女逮捕

2017年の秋葉原で行われた都議選の街頭演説から「辞めろコール」などをして妨害していたそうです。

たまたま通りがかったのではなくて、安倍総理の選挙街頭演説を狙って、「辞めろコール」をして妨害していたようです。

彼らはSNSの呼びかけで集まっています。団体ではありませんが、ツイッターなどの呼びかけで集まるという新しい時代の集団的な選挙妨害といえるでしょう。

今回の選挙でツイッターなどで集まる妨害者と、それを注意する観客の女性の間で、すでに逮捕者が出るといった事件が発生しています。警察はこのようなトラブルの再発を防止する義務があります。

朝日新聞は、どうしても「辞めろコール」の演説妨害を残したい、あるいは安倍政権が強権的であるといった世論誘導をしたいようですが、きちんとこれらの点についても報道してもらいたいものです。

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