(画像は、衆議院議員安倍晋三(あべしんぞう)さんの公式twitterより)
安倍総理の施政方針演説を「戦争の歌だー」と騒ぐいつもの人たち。
「しきしまの 大和心のをゝしさは ことある時ぞ あらはれにける」
2019年1月28日、安倍総理は第198回国会における施政方針演説を行いました。
総理の演説や記者会見などを、ノーカットの動画やテキストでご覧になれます。…
施政方針演説の「はじめに」の章では、「内平らかに外成る、地平らかに天成る」という【平成】の典拠となった、中国古典である『史記』の引用から始まり、後半で「しきしまの 大和心のをゝしさは ことある時ぞ あらはれにける」という明治天皇の御製(ぎょせい)を引用して、「平成の、その先の時代に向かって、日本の明日を、皆さん、共に、切り拓いていこうではありませんか。」と結んでいます。
天皇陛下が御退位される平成最後の国会ということで、原稿を書いた人はこのような内容にしたのでしょう。
この「しきしまの 大和心のをゝしさは ことある時ぞ あらはれにける」の部分だけを取り上げて噛み付いたのは日本共産党委員長の志位和夫さんです。
「明治天皇の御製引用を批判=共産・志位氏」
これは看過するわけにいかない。日露戦争は、朝鮮半島の覇権をロシアと争った侵略戦争だ。その戦争の戦意高揚に使われた歌を、首相が施政方針演説の中に位置づけたことは、日本国憲法の平和主義に真っ向から反する。https://t.co/tKcxCN2W3q— 志位和夫 (@shiikazuo) 2019年1月28日
立憲民主党の有田芳生 参院議員もなぜか共産党の志位さんと意気投合して「異常な施政方針演説でした」などとツイートしています。
異常な施政方針演説でした。議場では「ロシアと戦争して領土を取り戻すのか」というヤジが飛びました。おそらく首相は官僚が書いてきた文章の意味がまったく理解できなかったのでしょう。言葉によるクーデターです。深刻な事態です。 https://t.co/tUSPMRoUWA
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2019年1月28日
どういう内容だったら有田芳生 議員にとって「正常」なのでしょうか。
「しきしまの 大和心のをゝしさは ことある時ぞ あらはれにける」は、「日本人が内に秘めた雄々しさは、国難の時に現れる」というだけの意味で、そこには「戦争」の文字はありません。
歌としては普遍的な内容を表現しているに過ぎず、どのような文脈で使用されるかが重要なのではないでしょうか?
【戦意高揚だ】朝日新聞「共産党の志位が総理の施政方針演説の中でよまれた歌について日露戦争の時に明治天皇が戦意高揚のための歌であり平和主義に真っ向から反すると言われた」西村康稔官房副長官「流れを見て頂ければ国難を力を合わせて乗り越えて行こうという姿勢」
安定の朝日新聞、安定の共産党 pic.twitter.com/g2lDhfwXLT— Mi2 (@YES777777777) 2019年1月28日
なんでもかんでも戦争につなげて「戦争がー」「徴兵制がー」と騒いでいる方が、よほど異常だと思います。
「何を訴えたかったのか」を無視して「その歌が発表されたシチュエーション」ばかり問題にして騒ぐのは大馬鹿にしか見えません。
そもそも、あの歌を引用する事は憲法の何にも抵触してはおらず、どちらかと言えばその歌の引用を禁じようとする方がよほど憲法で認められた自由を無視してるのでは。
— Katana Edge (@amiga2500) 2019年1月28日
『敷島の大和心の雄々しさは、事あるときぞ 現れにけり』
これが、どう捉えたらそのように感じるか
分かりません。やっぱり、天皇制反対のお考えの共産党だからでしょうか?
— しおんママ (@sionmamasan) 2019年1月28日
戦争は一方から見れば侵略であり、もう一方から見れば自衛。
そのため「侵略戦争」という言葉自体がおかしい。歌が詠まれた時代背景も良いけれど、歌自体の意味に目を向けたら良いのに。
何が言いたいかというと、これも「言葉狩り」の一種で気持ち悪い。
— vito09 (@nissui1982) 2019年1月28日
2019/2/8発売予定 江崎 道朗著『日本は誰と戦ったのか– コミンテルンの秘密工作を追及するアメリカ 』
(コミンテルンは、1919年から1943年まで存在した国際共産主義運動の指導組織)