4月25日(水)午前の菅官房長官記者会見での東京新聞 望月衣塑子記者の質問全文です。
福田前次官のセクハラ疑惑
福田前次官のセクハラですけども。セクハラ疑惑、すいません。
麻生大臣が、下村元大臣の撤回、失言に関しての撤回について、嵌められたという見方もあると、昨日おっしゃいまして、再三に渡って、このセクハラパワハラ被害に苦しむ女性たちの、
(事務方「質問は簡潔にお願いします。」)
心を傷つけるような発言を繰り返しております。
(事務方「結論をお願いします。」)
こういう大臣に対してそもそも調査を指揮出来る資格があるのかないのか。これ世論からも批判が出ておりますが、どう受け止めていらっしゃるのでしょうか?
麻生大臣は、報道が事実であれば、セクハラという意味でアウトであると明言して調査されているのではないでしょうか。
(事務方「この後の日程がありますので、次の質問最後でお願いします。」)
まあ、安倍首相はですね、麻生氏を大臣に任命しているわけですけれども、これセクハラのいわゆる二次被害を助長すると言えるような発言を平然と繰り返しているわけですね。
(事務方「質問は簡潔にお願いします。」)
で、彼に調査の権限を与えるということじたい、これ女性の人権侵害の問題を、やはり政府が公然と認めているようにも見えます。
(事務方「結論をお願いします。」)
政府として、問題がないという、調査続行がですね、麻生氏に任命させ続けることに問題がないというご認識でしょうか?
感想
調査中の事件なのに、望月衣塑子記者は質問冒頭で、「セクハラですが」と断定した発言をして、すぐに「セクハラ疑惑、すいません」と疑惑に訂正しています。
訂正はしたものの、続く質問は、ほとんどセクハラと断定したかのような内容になっています。
本日の望月衣塑子記者の質問は、報道ステーションの受け売りではないかと推測します。
これについては藤原かずえさんが、わかりやすく批判していますのでそれをご紹介します。
報ステ後藤謙次氏
福田氏は全体を見てほしいと言うが、個別部分を取っただけでも十分にセクハラ問題として成立する。テレ朝のステイクホルダーの後藤氏が放送を通して主観で断罪するなど人権侵害甚だしいです。週刊誌に開示した音源を根拠にするのならば、それを法律家にも開示するのがフェアです。
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) April 24, 2018
報ステ後藤謙次氏
今回は麻生副総理の姿勢も非常に問題だ。セクハラ問題の本質・根源を全く理解していない。テレ朝を「ギリギリセーフ」などと擁護する後藤氏の方こそ、今回の問題の本質・根源を全く理解していないと思いますが。
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) 2018年4月24日
報ステ後藤謙次氏
とりわけ「はめられたという意見もある」という発言が、本人もそう思っていると言われても仕方がない。全然仕方がなくないですけど(笑)。人が「~という意見もある」と発言する時、本人もそう思っているというのは、完璧な【不当帰納原理】です。
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) 2018年4月24日
報ステ後藤謙次氏
麻生発言の問題は、被害者である女性を加害者に追いやる非常に問題あるひどいすり替え発言と言ってもよい。事実を検証せずに一方的に断罪する後藤氏の発言こそ、【同情に訴える論証 argumentum ad misericordiam】で法治を否定するひどいすり替え発言です。
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) 2018年4月24日
報ステ後藤謙次氏
さらに麻生副総理という極めて重い人が何の根拠もなく言う。言われた人は大変な圧力を感じる。麻生副総理は可能性を口にしたのであり、後藤氏のように確固たる根拠もなく断罪しているのとはワケが違います。このような非論理的なコメンテイターこそが社会をアンフェアにします。
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) 2018年4月24日
報ステ後藤謙次氏
さらに麻生氏は外務大臣で総理大臣で、この程度の国際感覚をもたないのかというのは恥ずかしい。後藤氏は根拠薄弱なままに「姑息」「狡猾」「ひどい」「恥ずかしい」といった【評価型言葉】を並べて批判しています。【評価型言葉】は個人の認識に過ぎず批判の根拠にはなりません。
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) 2018年4月24日
報ステ後藤謙次氏はフェアではない、ということに尽きますが、報ステ後藤謙次氏はあくまでも自分の番組内での発言です。
官房長官記者会見という場で、これをやってしまう望月衣塑子記者は、報ステ後藤謙次氏よりもさらにフェアではないという個人的な印象を持ちました。
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