朝日新聞が見出し詐欺で「安倍首相が虚偽答弁」とミスリード
多くの見出ししか読まない人たちを騙す
朝日新聞が、2018年3月15日13時37分に、
改ざん前の文書、事前把握認める 菅氏「首相も承知」
という見出しの記事を配信しました。
朝日新聞のこの記事をそのまま読むと、菅官房長官、安倍首相が改ざん前の文書を事前に把握していた、かのように読めます。
安倍首相は国会で、文書の書き換えについては「11日に報告を受けた」と答弁しています。
ところが、朝日新聞のタイトルでは、実は国交省から6日に報告を受けていて事前にわかっていた。
「11日に知ったは虚偽だった」ことがばれた。「虚偽答弁だった」と菅官房長官が認めたかのように錯覚するように書かれています。
事実、有田芳生参院議員、ジャーナリストの清水潔さんを始め多くの人たちが、朝日新聞の記事をそのように解釈しています。
ツイッターでは「安倍がまた嘘をついた。虚偽答弁」「内閣総辞職は避けられない」などと盛り上がっています。
改ざん前の文書、事前把握認める 菅氏「首相も承知」:朝日新聞デジタル https://t.co/nhTVR0jWXQ 「私も、これは十一日に報告を受けたわけでございます」(3月14日の予算委員会)。菅官房長官は6日に報告したと発言している。無茶苦茶な世界です。
— 有田芳生 (@aritayoshifu) March 15, 2018
安倍がまた嘘をついた!
国会で虚偽答弁。14日参院予算委員会で
「文書の書き換えは11日に報告を受けた」安倍発言国交省から6日に報告があり
安倍も承知していたと菅が証言。8日財務省は改ざん後文書を「これが全て」と嘘をついた。
安倍疑獄は次の段階に入った!https://t.co/TLv547VgrI— 桐谷育雄 (@kiriyaikuo) March 15, 2018
安倍首相は国会で財務省の改竄を「11日に報告を受けた」と答弁していた。しかし官邸は6日に報告を受けたと認めた。この大事な局面で単に間違ったでは済まされない。改竄についての虚偽説明である。 https://t.co/5VedfONpsS
— 清水 潔 (@NOSUKE0607) March 15, 2018
はい、官邸が決裁文書の改竄を把握していた事が確定しました。
「公文書改竄を知りながら隠蔽に加担していた」というだけでも安倍政権の信用は地に落ちますので、もう内閣総辞職は避けられないのでは。https://t.co/6JOfkoyT4T
— 大神ひろし (@ppsh41_1945) March 15, 2018
改ざんが正式に発表されたのは3月12日。しかし、3月5日に国交省から官邸に報告が上がり、3月6日には、菅官房長官も、安倍総理も、改ざん前の文書の存在に気がついていたとのこと。安倍総理は、11日になって始めて知ったと答弁していたのではないか。https://t.co/C4Z0Jux27Q
— 玉木雄一郎(国民民主党代表) (@tamakiyuichiro) March 15, 2018
https://twitter.com/renho_sha/status/974152552223666177
記憶の悪い人の方便(総理が文書改ざんを知ったのは…) https://t.co/Z09cbgCevx pic.twitter.com/sYMQyWCHNj
— なすこ (@nasukoB) March 15, 2018
菅官房長官はそのようなことは発言していない
ところが、毎日、菅官房長官記者会見をウォッチしている以下略ちゃんは騙されません。
菅官房長官は、3月15日の記者会見では、そのようなことは発言していません。
3月15日の菅官房長官の説明は、次のとおりでした。
- 3月5日に、杉田副長官に国交省から書き換え前の可能性のある文書があると報告が入った。
- 国交省に対して、そういう可能性が有るのであれば財務省の調査に全面協力しろ、財務省には徹底的に調査を行うように指示をした。
- ※実は、国交省に書き換え前の文書、財務省に書き換え後の文書があった。それぞれが正本だと思っていた。(昨年4月の会計検査院の検査の時に同時に提出されていた。会計検査院が問い合わせると財務省がうちのが正しいと言った。ただし政府は知らなかった)
- 3月11日に、菅長官が全体文書の書き換えについて財務省から報告を受けた。
つまり菅長官と安倍首相が、書き換えが確定した事実を知ったのは3月11日です。虚偽答弁でも何でもないのです。
朝日新聞が、こっそりと見出しを「改ざん」か?
朝日新聞の記事見出しに、多くの人が騙されて「安倍の虚偽答弁」「内閣総辞職へ」などと盛り上がっている頃、不自然なことが起こりました。
いつの間にか、その朝日新聞の見出しが
改ざん前の文書、事前把握認める 菅氏「首相も承知」

から
改ざんの可能性、事前把握認める 菅氏「首相も承知」

に変わっているのです。
なんでしょうか、これは?
見出しタイトルの「改ざん」でしょうか?
改ざんの可能性、事前把握認める 菅氏「首相も承知」 https://t.co/dJcZ5n1Nl1
記事リンクも内容も変わらないが、いつのまにか「改竄前の文書」が「改竄の可能性」に変わってるんだけど。また初手印象操作してからのこっそり修正か。よくこれで改竄を非難できるな?https://t.co/mXrcGVSlLX
— しわすみ (@s_w_s_m) March 15, 2018
改ざん前の文書、事前把握認める 菅氏「首相も承知」
https://t.co/mDKN7rwLH5
3月6日に国交省からの報告で改竄前文書の可能性を認識したことと3月11日に財務省が白状して改竄が事実と確定したことは別個の話だがタイトル詐欺使って虚偽答弁ってことにしようとしてるな。— しわすみ (@s_w_s_m) March 15, 2018
安倍総理が書き換えの「可能性」を知ったのは今月6日で、
書き換えの「事実」を知ったのは今月11日。
あたかも総理が最初から書き換えを知っていたかのような印象操作は止めてほしいものですね改ざん前の文書、事前把握認める 菅氏「首相も承知」:朝日新聞デジタル https://t.co/UCg7jC4h6l
— あき/アクリス@CN (@aikatu_Gihu) March 15, 2018
朝日新聞さん、多くの人が騙された頃合いを見計らって、見出しタイトルをこっそりと「改ざん」するのはやめてください。
なお、この朝日新聞の見出しタイトルの「改ざん」が疑われる書き換えに以下略ちゃんが気がついたのは3月16日午前4時頃です。