野党の主張の垂れ流し 1月17日午前
2018年1月17日(水)午前の菅官房長官記者会見での東京新聞 望月衣塑子記者の質問全文です。
ICANのフィン事務局長と安倍総理の面会について昨日と同じ質問繰り返し
きのうノーベル平和賞を受賞した、えー、ICANのフィン事務局長が与野党の議員との懇談を行っております。
えー取材に対して、残念ながら日本の総理と会えなかったことは大変落胆しているというご発言出ておりました。
合わせて条約を、核兵器禁止条約に参加した時の、効果や効能について国会で話し合ってほしいという発言をされております。
この点に関しましてですね、きのうもちょっとお聞かせしていただいたんですけれども、やはり政府としてですね、
(事務方「論点を絞って、簡潔にお願いします。」)
短い時間でも、安倍首相、もしくは菅長官等々、政府の方々が会うつもりはないのかと、いうことをお聞きしたいと思います。
これまで長官は、日程の都合上、会えないと、それ以上でもそれ以下でもないという、ご発言しておりますが、まあ、こういう発言そのものがですね、やはり核なき平和、世界を目指していこうというそういう声に逆行する動きじゃないかという、
(事務方「質問は論点を絞って、簡潔にお願いします。」)
批判が野党の議員の方からも聞こえました。
この点も踏まえまして会談のこと、それから参加条約の効果効能について話し合っていくということについての政府の姿勢をお願いします。
感想
ICANのフィン事務局長と安倍総理の面会について昨日と同じ質問繰り返し
安倍政権に何でも批判的な野党の人の発言だけを取り上げて、日本政府が「核なき平和、世界を目指していこうというそういう声に逆行する動き」をしていると印象づける質問です。
ノーベル平和賞受賞のICANのフィン事務局長を迎え集会。NY以来の再会を喜びあいました。
志位「核抑止論は核使用の脅しで安全保障を図ろうというもの」
フィン「広島・長崎の惨事が起こると脅す政策」
核抑止論を克服し、禁止条約に署名を! pic.twitter.com/8mflsF42S6— 志位和夫 (@shiikazuo) 2018年1月16日
ICANのフィン事務局長との面会は、安倍総理の決まっていた外交日程をキャンセルしてまで実施するほど最重要課題ではない、と判断したというだけのことでしょう。
首相の欧州訪問日程決定後にわずか3週後の対応不可能な面会要求をしてきたICANが何を考えていたのか、可能性は3つ。
1. 断られるのは折り込み済みで団体の宣伝に利用した
2. ノーベル平和賞受賞団体の要求は何事にも優先されると思っていた
3. アポイントの取り方が良く解らないただの馬鹿たぶん1。 https://t.co/HJC2ebhkX0
— しわすみ (@s_w_s_m) 2018年1月16日
https://t.co/0AbHSYJEY6
だめ押し。唯一の戦争被爆国でありながら米の核の傘に依存する日本と接触したが無下に断られた、道のりは長いというICAN本体のプロパガンダとノーベル平和賞受賞団体との面会をしない核なき世界に賛同しないアベ!と叩きたいピースボート双方が望んだ茶番だったのだろう。— しわすみ (@s_w_s_m) 2018年1月16日
外務副大臣の佐藤正久さんが、政府代表としてICANのフィン事務局長と討論に応じています。「政府の方々が会うつもりはない」という望月衣塑子記者の質問は佐藤正久さんに失礼です。
【核兵器廃絶日本NGO連絡会主催「核兵器禁止条約と日本の役割」討論会】
ノーベル平和賞を受賞したICANからはフィン事務局長が、佐藤は政府代表として討論会に参加。政党も各々の立場を表明。日本政府も核廃絶という共通目標はICANと同じだが、現実の安全保障の観点考慮には差がある pic.twitter.com/LkMmNpR00X— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) 2018年1月16日
日本政府はこれまでも核兵器廃絶に取り組んできました。「核なき世界」を目指すのは共通ですが、現在の核兵器禁止条約は現実の安全保障を考慮していないというのが日本政府の立場のようです。
ICANのすすめる核兵器禁止条約の現実的でない問題点がよくわかる記事。日本政府が真剣に核廃絶に取り組み、なおかつ安全保障政策を冷静に考えるのであれば、現時点で核兵器禁止条約に参加すべきではない。
核なき世界を望むなら、日本は核兵器禁止条約に参加してはいけない https://t.co/gP5LmAM2cY
— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) 2018年1月17日
ICANの事務局長 核兵器禁止条約めぐり「日本は国際社会の仲間外れになる」https://t.co/n0v21N2o4M
全核保有国は不参加、アメリカの核の傘の下にあるカナダやドイツなどNATO加盟国や日本、オーストラリア、韓国なども不参加。当初は条約に賛成だった北朝鮮も核兵器の開発に成功後、不参加に。
— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) 2018年1月17日