画像は首相官邸HPより
菅官房長官「私はナンバー2ではありません」
望月衣塑子記者が質問
東京新聞の望月衣塑子記者が1月16日午後の内閣官房長官記者会見で、菅長官に「首相が会えない場合ですね、ナンバー2である菅さんご自身がICANの事務局長と会うということはご検討していないのか、お聞かせください。」と質問をしました。
菅長官は「私はナンバー2ではありません。」と即座に否定、望月衣塑子記者は政治担当(?)新聞記者としての最低限の知識すら持ち合わせていないまま官房長官記者会見に参加していることを露呈してしまい、恥をかいてしまいました。
ナンバー2は誰?
では、第4次安倍内閣のナンバー2は誰なのでしょうか?
首相官邸HPの第4次安倍内閣 閣僚等名簿のページを見ると、このように書かれています。
内閣法第九条の第一順位指定大臣(副総理) 麻生太郎 とあります。
内閣法に決められているんですね。
内閣法
第九条 内閣総理大臣に事故のあるとき、又は内閣総理大臣が欠けたときは、その予め指定する国務大臣が、臨時に、内閣総理大臣の職務を行う。
Wikipediaには次のようにも書かれています。
2000年(平成12年)4月以降は内閣総理大臣臨時代理予定者を5名指定する慣例があるが、内閣官房長官は第1位もしくは第2位に指定されている。内閣官房長官以外の国務大臣が第1位に指定された場合、その国務大臣は副総理と呼ばれるが、内閣官房長官の場合は特に副総理とは呼ばれない。
つまり、内閣総理大臣に何かがあって職務が遂行できない場合の大臣代理は、あらかじめ指定順位が付けられていて、その第一順位指定大臣が、内閣の実質的なナンバー2ということになります。
ナンバー2が内閣官房長官に指定されている場合は、副総理と呼びませんが、それ以外の国務大臣がナンバー2に指定された場合は副総理と呼ばれます。
第4次安倍内閣のナンバー2は、麻生太郎 副総理です。
他の内閣総理大臣臨時代理について
「第一順位指定大臣(副総理)は麻生太郎さんで、他4名は誰? 」というご質問がありましたので加筆いたします。
- 第一順位……麻生 太郎
- 第二順位……菅 義偉
- 第三順位……茂木 敏充
- 第四順位……野田 聖子
- 第五順位……林 芳正
菅官房長官は、ナンバー3ということになります。
「内閣総理大臣臨時代理」は総理大臣が欠けた時にのみ使用できる職名で、「副総理」以外は、当該指定をされた大臣が日常的に称することはできない、とされています。