海上自衛隊艦船と米軍艦が協力して対馬に一時退避 1月16日午前
2018年1月16日(火)午前の菅官房長官記者会見での東京新聞 望月衣塑子記者の質問全文です。
北朝鮮有事の被害者の想定
えーと、半島有事の際の被害想定、あ、被害想定じゃない…、一時退避の先ほどの質問(別の質問者)に関連しての質問です。
あの、ここまで具体的なですね、内容の検討に入り始めたということは、逆にいうと北朝鮮有事がかなりの確率で切迫し始めているという政府のご認識があるということなのか。
また加えまして、この北朝鮮有事が出た際にですね、えーやはり、被害者の想定、どのくらいの被害が日本、もしくは韓国等々に及ぶのかということ、具体的な数値を発表するということは、政府は現在、ご検討してないでしょうか?
具体的なそうしたこと(被害者の想定数値)については申し上げることは控えます。
感想
北朝鮮有事の被害者の想定
読売新聞1月16日付け朝刊の記事、半島有事の場合、邦人・米国人ら対馬に一時退避、に関連しての質問です。
韓国政府は自衛隊の派遣に同意していないが、釜山港に接岸した米軍艦の隣に海自艦を「横付け」し、邦人らを乗せる案が浮上。
半島有事の場合、邦人・米国人ら対馬に一時退避 : 読売新聞
https://t.co/715hgqIBp4— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) 2018年1月16日
韓国は邦人保護のための自衛隊派遣も認めていません。
苦肉の策で、釜山港に接岸した米軍艦の隣に海上自衛隊艦船を「横付け」して邦人を乗せる、韓国に接岸しているのは米軍艦で海上自衛隊ではない、米軍艦を通路として使うというコントのような案が検討されているという記事です。
望月衣塑子記者はこの記事のポイントには興味が無いようで、関連質問という形で、北朝鮮有事の際の政府の被害想定を聞き出そうとしています。
望月衣塑子記者は昨年12月12日にも北朝鮮有事の際の政府の被害想定を聞き出そうとして菅長官にかわされています。
北朝鮮のミサイル攻撃の被害予測を公表するということは、北朝鮮の攻撃能力をどの程度日本側が正確に把握できているかという機密事項を公表することと同じです。折に触れて機密事項の公表を迫る望月衣塑子記者の考えと目的がよくわかりません。邦人救出の安全のためには読売新聞の記事ですら秘密にしておいたほうがよい内容でしょう。