画像は、土井達也大阪府議会議員のHPより
有田芳生議員界隈の阪南市議会議員選挙の落選運動に疑念あり
議員秘書の池本なお氏が阪南市議会選挙に立候補
大阪府泉南地域に位置する阪南市の市議会議員選挙が2017年9月10日(日)告示、9月17日(日)投票日で行われています。
定数は14名で、立候補者は19名。うち新人は12名、現職は7名(現職9名は引退)です。
この選挙に議員秘書の獅子座なおこと、池本なお氏が立候補しています。
https://twitter.com/ikaryakuchan/status/907685915631394816
有田芳生議員界隈が落選運動をがんばる
山尾しおり議員の不倫騒動、前原誠司代表の週刊文春記事と、民進党はそれどころではないでしょうに、池本なお氏の落選運動を始めたのが有田芳生参議院議員です。
在特会幹部だった池本なお=獅子座なお氏による事実無根の妄言。「在日特権」など法務省も否定しています。「どうして貴方達は税金を払わないんですか? どうして在日特権にすがるんですか?」。#阪南市議選#池本なお #池本なおは獅子座なおで在特会元幹部 https://t.co/j0uRC2LmzR
— 有田芳生 (@aritayoshifu) September 13, 2017
現職の国会議員で、自分の党の候補者の応援ではなくて、無関係な候補者の市議会議員選挙の落選運動をしている議員は見たことはありません。さすがは有田芳生議員、よほど時間に余裕があるようです。
攻撃アイテムはいつもの「在特会幹部」のレッテル貼りです。
確かに、池本なお氏は、ロート製薬事件でチーム関西メンバーが逮捕されて崩壊寸前だった在特会大阪支部長に、2012年に抜擢されています。
ところが1年もたたずに2012年末には運営が独善的であると批判されて、2013年3月には譴責(けんせき)処分の上で支部長を解任されています。
2012年に入り相次ぐ内部対立と首脳陣の逮捕によってチーム関西は崩壊状態に陥る。この事態を受けて大阪支部長に抜擢された獅子座なおの下で支部の建て直しが進められていたが、次第に運営手法を巡って支部運営陣や他支部の幹部、チーム関西傘下の友好団体などからの批判が高まり、2013年3月には更迭に追い込まれている。
(出典:在特会大阪支部とは…ニコニコ大百科)
ニコニコ大百科によれば、池本なお氏は2012年には「凛風やまと・獅子の会」という団体を立ち上げて独自の動きをしており、その後も「凛風やまと・獅子の会」での活動が中心のようです。
こうした事実関係を無視して「在特会幹部」のレッテルを貼るしか能のない有田芳生議員に、国会議員としての調査能力のなさと、状況分析の弱さを感じてしまいます。
「ヘイトスピーチ解消法」と法の遡及禁止
いわゆる「ヘイトスピーチ規制法」が2016年5月24日に衆議院を通過して成立、6月3日に公布・施行されました。
この日以降は、本邦外出身者に対する不当な差別的言動をしないように努めなければならないとされています。
法律の施行が2016年6月3日なのに、2012年のことを国会議員が問題視するのは、憲法第39条で禁止されている遡及処罰の禁止に抵触する可能性があります。
「ヘイト的要素がほとんど無い」のが問題?
法律の範囲内で落選運動をするのは自由ですので問題ありませんが、気になったのは有田芳生議員界隈の次のようなツイートです。
市議の議員秘書
https://twitter.com/LAS_aka_surfact/status/907977404957650944
このツイートから肩書は「在特会元幹部」ではなくて、「議員秘書」だとわかります。
本人の公報は「ヘイト的要素がほとんど無い」
#阪南市議選 に出馬の #池本なお については「 #池本なおは獅子座なおで在特会元幹部 」という情報が流れているが、本人の公報は、ヘイト的要素が殆ど無い。
岡村幹雄にみられたような「外国人生保反対」などの主張を前面に出さない「 #小池百合子 方式」が主流になるかも知れない。注意を pic.twitter.com/tsvUVhkrdQ— 🍈📢🧷Makoto Kouno 🐾🥚🌸😷 #ArrestAbe #NoSuga (@mkouno4) September 13, 2017
選挙公約にヘイト的要素が無いことが問題だそうです。
さらに、新しく作成されたこの候補者のブログもヘイト色が無くて問題なんだそうです。
有田芳生「選挙にかこつけたヘイトスピーチが問題だ」
有田芳生議員らは、「彼らが選挙に立候補するのは選挙演説でヘイトスピーチをすることが目的で問題だ」と国会でも取り上げていました。
議員活動をすることが目的ではなくて、妨害を受ける心配のない選挙運動の場でヘイトスピーチをすることが立候補の目的だと主張していたのです。
明日25日の法務委員会で「ヘイトスピーチ解消法成立後の課題」について質問します。時間は10時20分から11時までの予定。選挙にかこつけたヘイトスピーチ、ネット上でのヘイトスピーチへの対策について具体的に指摘、提案を行います。
— 有田芳生 (@aritayoshifu) October 24, 2016
明日22日の法務委員会でヘイトスピーチについて質問します。ネット対策や選挙を隠れミノにした差別の煽動に対する課題を検討していきます。職業的差別主義者たちをさらに追及していくことは時代の要請です。 pic.twitter.com/zZ4PXSJbOf
— 有田芳生 (@aritayoshifu) November 21, 2016
歪められた「ヘイトスピーチ規制法」の趣旨
ところが、今度は、ヘイトをせずに立候補をして選挙活動をしているのが問題だと言って落選運動をしています。
https://twitter.com/ikaryakuchan/status/908006815899643904
これは、どういうことでしょうか?
ヘイトをしないで選挙活動をしているのなら、何の問題もないと思うのです。後は、思想信条の自由の問題でしょう。
つまるところ、有田芳生議員界隈の本当の目的は、「ヘイトスピーチ規制法」を利用して、自分の気に入らない相手の政治的な主張を潰すことなのではないかという疑念が強く湧いてくるのです。
選挙演説を見てもヘイトスピーチにあたるものは一切ありません
https://www.youtube.com/watch?v=XwP6SWSUCVY
「ネトウヨがぐちぐち言ってる」有田芳生さんが当記事をリツイート
有田芳生議員に「ネトウヨがぐちぐち言っている」と当記事をリツイート拡散していただきました。ありがとうございます。
現在の民進党の国会議員らしいレベルの発言ですね(笑)