カンニング竹山さんの「新幹線。喫煙車両のある便だけガラガラ、どんだけ煙草が嫌いなのか」というツイートが注目を集めています
この車両は700系
大阪より東京へ帰る新幹線。どの便もグリーン車でさえ満席でチケットがとれないと言うのに喫煙車両がある便だけはガラガラである。
世の中どんだけタバコが嫌いなのか。。。 pic.twitter.com/avaPNUFPP5— カンニング竹山 (@takeyama0330) May 3, 2017
因みにですが、昨日の朝に乗ったガラガラの喫煙車両の新幹線は名古屋から大量のお客さんが乗って来て品川で降りる時には結構埋まっておりました。でもやっぱ満席ではなかった。そして因みにですがわたくしは喫煙者です。報告までに。
— カンニング竹山 (@takeyama0330) May 3, 2017
N700系と700系新幹線
現在、東海道新幹線の「のぞみ号」「ひかり号」「こだま号」は3種類の車両で運行されています。
N700系(N700A、N700)、700系の3種類です。
この中では、1999年運行開始の700系が古い車両ということになります。
2013年2月8日の運行開始の最新のN700AはN700系のマイナーチェンジ版で、緊急時に10%から20%短い距離で停止できるブレーキ、自動走行の改良、座席素材をリサイクル可能な素材に変更したもので、ほとんど同じです。

N700系は、2007年7月から運行。
モーター性能のアップにより、時速270kmに到達する時間が、700系の5分から約3分へと大幅に短縮。
カーブでは、車体を1度傾けることにより、最高速度での曲線走行が可能に。
これにより、東京、新大阪駅間では、従来の500系・700系の「のぞみ号」と比べて運行時間は最大5分短縮されています。
車体傾斜装置の採用で全幅は700系に比べて20mm狭くなっていますが、車体壁を薄く作っているので車内空間は700系とほとんど同じです。
ただし、窓は狭く、窓の大きさは十分な強度を保つため700系の約6割の面積になっています。

喫煙車両がある「のぞみ号」は「臨時」だけ
N700系は全席禁煙、喫煙席があるのは古い700系だけです。
N700系
- 全席禁煙です。
- 喫煙ルームがあります。普通車は3号車(博多寄り)、7号車(東京寄り)、15号車(博多寄り)、グリーン車は10号車(東京寄り)です。
700系
- 10号車(グリーン)、15号車、16号車(指定)の3両が喫煙席になっています。
- 現在は「ひかり号」「こだま号」を中心に、一部臨時の「のぞみ号」としても運転しています。
「臨時」も「700系」も空いている
東海道新幹線「のぞみ号」では、「新大阪行き」「新大阪始発」の臨時列車が、空いていると言われています。
「臨時」は、掲載されていない時刻表があったりして知らない人もいます。また、時間も少し多くかかるため人気がないのです。
臨時の「のぞみ号」に使用されているのが700系です。
つまり、「のぞみ号」は臨時列車にしか、喫煙車両がないのです。
カンニング竹山さんのツイートでは、喫煙車両だと空いているように錯覚しがちですが、
新大阪始発の臨時の700系だったので、目立つほど空いていた、という可能性が高いと思われます。