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選挙妨害の秋葉原ヤジを英雄に仕立て上げる金平茂紀氏と毎日新聞に3つの違和感

time 2017/07/10

選挙妨害の秋葉原ヤジを英雄に仕立て上げる金平茂紀氏と毎日新聞に3つの違和感

画像は1989年のブカレスト(ルーマニア)での抗議デモRomanian_Revolution_1989_Demonstrators(ウィキメディア・コモンズ)

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毎日新聞コラム「首相演説へのヤジを報じぬNHK あの声はどこに行ったのか」

 

金平茂紀氏コラムに3つの違和感

毎日新聞社取締役・編集編成、総合メディア戦略担当の小川一氏が7月8日に、毎日新聞の記事をつぶやきました。

このTBSの金平茂紀氏の記事を読んで感じた3つの違和感について書いてみます。

首相演説へのヤジを報じぬNHK あの声はどこに行ったのか=金平茂紀 (毎日新聞)

(魚拓)

 

1.NHKの7時のニュースは各党党首の訴えを伝えた公平なもの

(ひるおびで「握手拒否した川井議長」とねつ造放送をした)TBSが、安倍首相の秋葉原応援演説を「激しいヤジが飛ぶなかで」と明言して報じていたのに、なぜかNHKの午後7時のニュースでは、このヤジが報じられず、安倍首相の演説の音をメインにして放送したのか、と批判している記事です。

 当日、TBSのニュースはこの秋葉原演説を「激しいヤジが飛ぶなかで」と明言して報じていたが、なぜかNHKの午後7時のニュースでは、このヤジが報じられず、安倍首相の演説の音をメインにして放送されていた。(毎日新聞)

大切なことですから、繰り返します。

(「握手拒否した川井議長」とねつ造放送をした)TBSと同じように「ヤジ」をNHKが放送しなかったことが気に入らない、と書かれている毎日新聞の記事です。

「ひるおび」の事件を加味するだけでも記事の印象がガラリと変わりますね。面白いものです。

指摘されたNHKの7時のニュースを確認しましたが、各党の党首の選挙戦の最終日の訴えを公平に並べて放送している内容でした。有権者の投票の参考に各党の党首の訴えを伝えたのです。

各党首の声の紹介で、金平茂紀氏は自民党だけは一部の妨害者の「ヤジ」を放送しろとおかしなことを言っているのです。

 

2.爆発事件をなかったことにする金平茂紀氏

さらに、毎日新聞のこの記事の最後で、金平茂紀氏はこう書きます。

 1989年12月、ルーマニアのチャウシェスク政権が首都ブカレストで政権支持派の10万人集会を開き、国営ルーマニア放送が生中継していた。チャウシェスク大統領の演説の最中、1人の男がヤジを叫んだ。それをきっかけに集会は大混乱となり、さらに治安警察が鎮圧に動いたことで反政府暴動に発展、ルーマニア革命が起きた。

 それでもテレビ屋か?と僕は言いたい。(テレビ報道記者)

秋葉原での「ヤジ」(実際は「帰れ」コールの連呼による選挙妨害でヤジではありませんが)を英雄視させるために、ルーマニアのチャウシェスクを持ち出してきました。

秋葉原の「ヤジ」が平和で民主的な抗議に印象づけるために「1人の男がヤジを叫んだ。それをきっかけに集会は大混乱」と金平茂紀氏は書いていますが、どうも事実をゆがめて書いている疑いがあります。

1人の男のヤジ→集会は大混乱→治安警察→反政府暴動→ルーマニア革命

ところがウィキペディアには次のように書かれています。

12月21日 – 首都ブカレストで官製集会の最中に爆発事件が発生する。
ルーマニア共産党本部庁舎前の広場(旧王宮広場)で約10万人を動員したチャウシェスクを称賛する集会が開催された。チャウシェスクの演説が始まって間もなく、ティミショアラ事件に抗議するルーマニア人参加者が爆弾を2つ爆発させた実行犯は警察により射殺された。10代の若者2人が爆竹を爆発させたと言う説もあるが詳細は不明なところが多い)。広場はパニック状態に陥り、集会は強制的に解散させられた。なお、この集会は国営ルーマニア放送で生中継されていたがチャウシェスクの演説が始まった直後、群集がパニック状態になっている姿を見てたじろぐ姿が映しだされているところで放送が中止された(その後、放送は再開された)。

その時の国営ルーマニア放送の生中継はこれです。

動画の1分25秒頃、群衆の一部がパニックになって歓声をあげていることに気がついて、チャウシェスクが演説をやめて不安そうな顔をしています。

群衆が逃げ惑っている姿を見て、演説をやめてしまったシーンです。この時、群衆の中で、爆発があり、パニックになる群衆の異様な光景にたじろいだのでしょう。

放送は1分49秒で途切れています。

ルーマニア革命のきっかけは、平和的な「ヤジ」などではなくて、群衆の中での「爆弾の爆発」だったのです。

 

3.「ノーパサラン」(奴らを通すな)と共産主義信奉者

しかもルーマニア革命は、共産党の独裁政権が革命で倒され、自由選挙による民主主義へと移行したものなのに、秋葉原での選挙妨害は、民主主義の自由選挙のルールを「ノーパサラン」(奴らを通すな)を好んで使う共産主義信奉者らが壊そうとしたもので、意味合いがまったく正反対です。

この毎日新聞の記事をリツイートしている有田芳生氏も、ノーパサラン(奴らを通すな)をよく使います。

「奴らを通すな」はスペイン内戦で反ファシズムのスローガンに使われました。1936年7月18日にスペイン共産党員のドロレス・イバルリがマドリード包囲戦で行った「奴らを通すな!(No Pasarán)」という演説が有名です。

「ノーパサラン」(奴らを通すな)は、pasaremos(我らは通るぞ)という言葉と併用することでファシストではなく共産主義者が国家権力を掌握できることを指し示すことが多いとされています。

共産主義からの民主化の例を、民主主義に対する共産主義、社会主義信奉者の活動に当てはめることが多くて、違和感が大きすぎます。

マドリードで掲げられた横断幕(1937年)パブリックドメイン

 

金平茂紀氏の「それでもテレビ屋か?」の言葉ですが。

「握手拒否した川井議長」とねつ造編集をするようなテレビ屋さんこそ、チャウシェスクのような末路をたどるのではないでしょうか。

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以下略ちゃん

以下略ちゃん

●マスコミに騙されて2010年の参議院選挙で民主党有田芳生さんに投票。ところが、ツイッターで疑問に思うことを@ツイートしたら有田芳生さんに「匿名卑怯なネトウヨ」と意味不明な理由によりブロックされる。「おいおい、選挙の投票は無記名でしょが…」。大学は理系ですが、以後、独学で政治と経済について学ぶ。 ●オリジナルキャラクター『以下略ちゃん』は短文投稿SNSツイッターにおいて、いつも文末に「以下略」と付ける架空の人物です。ただし、現在までのところ、「以下略」が文末に付いたツイートは確認されていません。●趣味/美術館巡り。好きなもの/ミックスベリーパイ●中の人は複数

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